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僕と娘が東京暮らし、嫁と息子が沖縄暮らしですが、月に1度はシャッフルします。【第1回】

振付師・タレント 東京都在住 パパイヤ鈴木さん
家族構成:妻、娘(高1)、息子(中2)
聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:芳山勇人
第1回雨が降った時、嫁と娘は雨に濡れながらもなんとか帰るタイプで、僕と息子は雨が止むまで待つタイプです。
―あははは!昔からパパイヤさんみたいな人が、いろんな言い伝えを生んだんでしょうね。食べてすぐ寝たら牛になるよとか。
やらさないためにね。夜に口笛吹いたら蛇が出るとか。
―単純にダメというより、乙ですね。歴史に残る可能性がある(笑)。
笑。あと何でダメかというのは大事ですね。子どもが通っていた幼稚園がそういうところでした。危ないものは使わせるっていう考え方。ちゃんと注意をして教えるんですが、刃物を使わせたり釘をトンカチで叩いたり。みんなリアルに痛さを体験していくんです。うちの子もトンカチで手を叩いて、「うぎゃー!」ってなって、嫁さんは「勉強になったねー」って。ただ、最近は嫁さん、息子のことが心配でしょうがないみたいですが。
―奥様、息子さんのことが心配なんですか?
可愛くてしょうがないんでしょうね。そういう想いが強い分、もっとしっかりしてほしいっていう気持ちが大きくなったり。嫁さんの気持ちは見ていてすごく分かります。嫁さんはずっとスポーツをやってきた人なので、困難に打ち勝っていった系なんです。一方、僕は文化部なんです。音楽と写真をやってきていて。僕はなにかを探す系なんです。例えば何か出来ないことにぶつかった時、出来るまでやり続けるのが嫁さん。僕は、今はそのタイミングじゃないからって1回やめちゃいます。その後にタイミングが来たなとおもったらやるっていうね。家に帰っている途中で雨が降った時、嫁と娘は、雨に濡れながらもなんとか帰るタイプなんです。僕と息子は雨が止むまで待つタイプ。待っていても平気なんです。まあいっかっていう性格なんです。息子のそういう性格を、攻撃型タイプの嫁さんは今、心配しているんです。これから厳しい社会を勝ち抜かないといけないのに、あんなにのんびりしていたら騙されちゃうんじゃないかとか。その心配はわかるんですが、たぶん息子は騙されたことにすら気づいていない。僕に似てそういうタイプなんです。僕もこれまで騙されたこともあると思うんですが、それに気づいていないから、まあいいんじゃないかって思うんです。たとえ騙されたと分かっても、「くそっ!騙された!」とその悔しさをバネにすることもないです。なにより揉め事がイヤなので。それと、越えられない壁は現れないって僕は信じているんです。壁は越えられる人にしか現れません。ビル・ゲイツが悩んでいることは、僕のところには来ませんから。逆に、僕の悩みもビル・ゲイツのところには行きませんから。振り付けの悩みとか(笑)。
―あははは。確かに、ビル・ゲイツはパパイヤさんの振り付けのことを悩むことはないでしょうね。
はい。で、自分の前に現れる壁もね、今、無理して越えなくてもいいと思うんです。今、どうしてもこれをやらなければいけないことって世の中には存在しない気がするんです。でもね、全力で生きている人は、「時間がない。今やらなければ!」と思うんです。だからその壁を必死によじ登って擦りむいたり尻もちついたりして、痛かったけど壁を越えたぞー!って。僕は、もともと時間はあると思っているので、時間が経ってから「あっ、鍵が開いた、ガラガラ〜」って、壁の向こうに通り抜けるんです。そこはね、嫁さんと僕の違うところ。
―それは子育てでも夫婦の意見が分かれそうですね。
はい。赤ちゃんの時はよかったんですが、子どもの自我が芽生えるようになって、この子ってこういうタイプなんだって分かってくると、嫁さんのようなタイプの人は不安になってきたみたいです。昔、嫁さんに言ったことがあるんです。「もしかして、ウチの息子を特別な子だと思ってない?どこにでもいる普通の子だから過度な期待をしないほうがいいよ」って。そしたら嫁さん「そうかなあ?」って。「それは残念なことなの?」って訊くと、直接は口には出しませんが、やっぱり、例えば社長になってほしいとか、お金儲けしてほしいとか思っているんでしょうね。みんなが言いがちな夢を嫁は真に受けているんです。そして、そのためにはどうしたらいいんだろうと。それを受けてなのか、息子本人は金持ちになってフェラーリに乗りたいって言ってますが(笑)。
第2回 ”「優しい人になる」というのは、自分が気持ちいいから。でもそれって意外と大事なことのような気がします。”に続きます。

今回の"オトン"なアーティストは、
パパイヤ鈴木さん
振付師・タレント家族構成:妻、娘(高1)、息子(中2)
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