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子どもと会話

2016.9.6

錆びるから、いいんだと思う。

 

わが家には「打ち出し中華鍋」というのがあります。

今では100円ショップでフライパンが買える世の中になって、

うちにももちろん手頃な値段のフライパンもあるのですが。

 

数千回、人の手で鉄を叩いてつくる。

そういうひと手間かかったものを長く大事に使う

ということも大切にしたいと思って、手にしました。

 

何回も叩くことで鉄の分子が細かくなり、材質が変わり、

表面にも微細な凹凸があるので油がなじみやすくなっています。

まさに職人の技。

 

一方で、いわゆる「鉄」なので、扱いが悪ければすぐ錆びる。

ところが今回、ちょっと気を抜いてしまって、

水分が少し残ったまま置いてしまったんですね。

赤錆ができてしまいました。

 

IMG_2395

で、ふと思いました。

最近、身の回りにあるものはたいてい錆びない加工がされていて

錆というもの自体が、だんだん身近でなくなっているというか。

そこで子どもたちに聞いてみたんです。

 

「錆って、見たことある?」と。

うーん?という表情。中華鍋を見せながら、こういうヤツ、と説明。

そしたら、

「ブランコにあった」と娘。

「鉄棒にもあったよ」と息子。

 

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そこからちょっと錆トークになり、鉄は水分があると錆びることとか、

血は鉄の味がするよね、鉄分が入っているんだよとか、

鉄分は海藻やレバーに入っているよとか。

妻も交えて、朝ご飯を食べながら、話をしていました。

他愛もない話なんですけれど、なんかいいな、と。

 

世の中どんどん便利になっていて、それはそれで嬉しいことなんだけど、

なんといったらいいのか、一方でなくしてはいけないものもある気がします。

 

ちょっとめんどくさくても、中華鍋に油をぬって保管することとか、

そういうのを忘れると錆びてしまうこととか。

教科書には載っていないことが、食卓の上には乗っていたり、

身近に感じるような生活でいたい。

 

そして、そういうちょっとしたことを感じ取って、考えたり、身につけたり、

という生き方をしてほしいなあ、と思った朝でした。

 

(編集部 鈴木)

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