oton+to(オトント) > DIY・工作・自由研究 > 暮らしかた改革のススメ、自分たちらしい家|家は未完成でいい。我が家の子ども部屋の変遷
DIY・工作・自由研究
2020.4.9
暮らしかた改革のススメ、自分たちらしい家|家は未完成でいい。我が家の子ども部屋の変遷
我が家の子ども部屋の話をします。子ども部屋のことは以前にも書きましたが、この家ができて16年。
16年前、ハーフビルドで建てた家。子ども部屋は自分で床を張りました。ちなみに私はど素人です。その頃は釘打ちなんて中学校の技術の授業以来したことありませんでした。「家を建てるなんて、多くの人にとって一生に一度のこと。全部人に任せるなんてもったいないじゃん。せっかくだから自分でもやってみたら」。大工さんのそんな言葉に刺激を受け、自分でも電動のこぎりを買い、家に積まれた床材(大工さんが注文してくれました)の寸法を測って切るところからはじめ、フロア釘というものを買い、トンカチも買い、1枚ずつ床に釘を打ち込んでいきました。現在、子どもは大学生男子、高校生男子、中学生女子になりました。今も3人の部屋です。3人の子ども部屋、その変遷を写真で紹介します。
床を張っているところ。2才の長男が見守ります
オトンと長男。「ど素人だけどだいじょうぶか?」2才の長男が見守ります。
それから数年後、長男(右)は小1になりました。これは3人が並んで座れる机。ホームセンターで天板となる板を買い、イケアで足を買い、取り付けました。写真は机が出来た初めての夜。
みんな喜んでいました。
家が出来て、いくつか取材をしていただきました。こちらもある雑誌に掲載された写真。
次男は机の上。
机の上にのって落書き中。
今の次男のスペース。小さかった時の落書きがそのまま残っています。当初は、子どもたちが小学生になったくらいで、壁を漆喰で塗ろうと思っていました。だからそれまでは自由に落書きしていいよと言っていたら、壁じゅうが落書きとなり、残しておきたいものになってしまいました。だから壁は石膏ボードのままなんです。上の写真を見ると、壁の落書きは小さな頃だけだと思っていましたが、最近も自分の名前を壁に書いていたようですね。
こんな感じで今も配管むき出しのままです。子どもから文句を言われたことはありません。生まれた時からの光景ですから。
娘のスペースは、中学生になってからカーテンで仕切るようにしました。ホームセンターで買った物干し竿をカーテンレールにしました。
奥が娘のスペースです。
息子2人の2段ベット越しにみた3人の子ども部屋です。この先、またどこかが変わるんでしょうね。
というわけで、うちの子ども部屋は作り途中のまま16年が過ぎました。で、思うわけです。家っていうのは、完成させなくてもいいんじゃないかと。住み始める前に出来上がっていなくても。屋根があり壁があれば、あとは何かを感じた時に、何かをしたいと思った時に、自分で手を入れていく、もし上手くいかないことがあったり、制限があったとしたなら、工夫をしていく。その工程こそが暮らしを面白がることにつながるんじゃないかと思うわけです。家族とか、人生とか、ずっと途中です。特に完成なんてものはないわけです。その視点を持つことができると、それはもう暮らし方改革。途中そのものを面白がることが出来たら、もう幸せですね。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます
こちらの記事もどうぞoton+to(オトント)とは?
全ての記事一覧に戻る
この記事と同じテーマの記事はこちら
DIY・工作・自由研究
-
2021.5.20DIY・工作・自由研究
四つ葉のクローバーはなぜ生まれるか?
家の敷地のジャガイモ畑を見ていましたら、端っこのほうに四つ葉のクローバーを見つけまして、これまで…続きを読む
-
2021.5.8DIY・工作・自由研究
役割を変えた古木たちーもったいなく、かっこよく、おもしろい。
うちのウッドデッキはかなり朽ちてきました。16年になります。だいたいこのくらいで全部新しく作り直…続きを読む
-
2020.3.24DIY・工作・自由研究
【こんな時をせっかくの機会に!】DIY スプレーでパブミラーをつくろう!
こんな時 、せっかくだからDIYを! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ はいさい! みなさ…続きを読む
「いいね」いただくと、oton+toの更新情報がFacebookのタイムラインに表示されるようになります
oton+to Facebookページ
最近よく読まれている記事をご紹介
週間人気記事ランキング
アーティストなオトンの気になる子育てとは?
オトンの流儀とかアーティスト編
-
vol.05 TOKYO No.1 SOUL SET 渡辺 俊美さん
映画「461個のおべんとう」。原作者のTOKYO No.1 SOUL SET 渡辺俊美さんに、親子の実話を聞きました。
-
vol.04 つるの剛士さん
「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士
-
vol.14 エンターテイナー 山口智充さん
ゲームをやめろとは一回も言いませんでした。「よし、ゲームより面白い体験をさせてやろう!」と。【こんな時をせっかくの機会に!2018年インタビュー最終回】
スポーツの世界で活躍するオトンの子育て体験談。
オトンの流儀とかアスリート編
-
vol.05 プロサッカー選手、元日本代表 大久保嘉人さん
どんなダディになりたいか?ビッグ・ダディになりたいです。
-
vol.04 マック鈴木さん
16歳の時に親父から「アメリカかドミニカに行け」って言われたんです。母親は泣いて止めたんですけど、渡米となりました。
-
vol.02 ガンバ大阪 遠藤保仁さん
長女が20歳になってもやれていたらかっこいいな。娘から「もういいんじゃない」って飽きられるくらいまでやっていたいですね。|ガンバ大阪 |遠藤保仁
忙しく働くビジネスマンの子育て失敗談とか。
オトンの流儀とかビジネスマン編
-
vol.37 株式会社ギャプライズ 甲斐亮之さん
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。後編
-
vol.37 株式会社ギャプライズ 甲斐亮之さん
一人で完結することなんて本当存在しないんじゃないかと思っています。前編
-
vol.36 株式会社スタームービング 山本恒夫さん
子どもは5人ですが、一人ずつと過ごす時間は必要だと思います。絆が深まりますから。【第2回】
オトンが家族で楽しめるイベントや講演のご紹介
イベント情報
-
2020.3.14
3/25(水)絵本ガレージBAR 開催中止のお知らせ
-
2019.10.15
【親子参加イベント】10/27sun 藤沢市鵠沼海岸でビーチスポーツ体験会(入場無料)のお知らせ! いろんなアクティビティがあるよ!
-
2018.12.3
【絵本ガレージ クリスマス編】お父さんがグッとくる絵本たち。
oton+to編集長 布施太朗が本を出しました!
書籍のご紹介
父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。
布施太朗・著¥1,300(税抜)
いいねいただくと、oton+to更新情報が
Facebookのタイムラインに表示されます
Facebookのタイムラインに表示されます