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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.04

「お前は父ちゃんと母ちゃんの子だから絶対大丈夫だ」。と言われてきました。僕も同じことを子どもに言ってあげたいです。【2017インタビュー】父親 つるの剛士

俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん

俳優、タレント、ミュージシャン 神奈川県藤沢市 つるの剛士さん

家族構成:妻、息子、娘、娘、娘、息子

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

―しかし、まあお父さんの寛大さは、つるのさんにとって大きいですね。

そうですね。僕もこういう世界にいるから許容範囲は広いと思うんです。だからうちの親父には感謝します。これで父ちゃん母ちゃんどちらも反対していたら、かなりキツ買ったと思うんです。親父が後押ししてくれたのは相当な自信に繋がりましたから。今になって親父すごいなって思います。

―高校卒業してからは?

もし23歳までに、みんなが大学を卒業するまでに夢が叶っていなかったら、芸能界は諦めようと思っていました。その時はピザ屋の社員になろうと思っていたんです。けっこう真剣にバイトしていてマネージャークラスだったんですよ。バイトの中でもピザも作る出前もとる30分で4件運ぶみたいな。でもいつも釣銭を間違えるという(笑)。

―そうやって時期を決めていたんですね。

はい、だからうちの息子にもさっさと出ていけよって言っています。20歳くらいになって家でぐうたらしてたら追い出すからなと。

―娘さんたちとの関係は?

僕ね、娘の髪を触っていたから、今でも触らせてくれるんですよ。それってけっこう大きいと思うんです。初めはママみたいにカッコよく髪の毛を結びたいと思っていただけなんですが、それがすごくスキンシップになっています。娘たちにとって髪の毛は繊細な部分だと思うんですが、それをパパが触れるのはいいことだなと最近思っていて。だからオススメですよ。ポニーテールでもいいと思うんです。クルリンパっていう簡単な結び方もあります。それをパパがやってあげられるといいと思います。大人になって娘もいつか思い出す日が来ると思うんです。あの時パパやってくれたよねって。

―髪の毛を結んであげられるパパはいいですね。

最初はもう下手くそだったんです。娘は玄関出てからとっていましたから。僕その瞬間を偶然見ちゃったんです。

―それはショックだ。

めちゃくちゃ悲しかったです。髪を結んであげていってらっしゃいって送り出して、そのあと、犬の散歩で付いて行こうと思って追いかけたんです。そしたら長女がバーってとったんで、わっ!悲しいって。帰りましたもん。

―声かけられなかったんですね。

はい。別のルート行きました。でも次の日、なんでとったのって聞いたんです。そしたら体育だったからって。パパには言えなかったんだけど、この結び方じゃ取れちゃうって。それからはぎゅーって結ぶようになりました。

―あの時パパがやってくれたという思い出になりますね。

他にも、僕、キッチンに普通に立っていたりするので、そういったことが娘にどう映るかとか、普通にママのお尻触るんですが、それもいい感じに思い出すんじゃないかなと(笑)。「パパとママ仲良かったよね」みたいな。今は娘たちが「きもーい」みたいなこと言ってくるんですけど、「パパの好きな人なんだよ、何が悪いんだよ!そういうお前の方がキモイわー」って僕も言い返します(笑)。僕も両親がラブラブしてんの嫌な気分しなかったんですよ。子どもの前でイチャイチャしてもなんとも思わないし、別に夫婦仲良いんだからいいだろみたいな。娘にはそういう旦那さん見つけて欲しいと思いますね。

つるの剛士さん

つるの剛士さん

今回の"オトン"なアーティストは、

つるの剛士さん

家族構成:妻、息子、娘、娘、娘、息子

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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