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おとんのこと、勝手におしゃべり!by思春期OG
2018.3.29
【第1回】子どもとの会話が続かないおとんたちへ(前編)
思春期を終えたおとんとメンバー二人が、
自分のおとん、世の中のおとんのことを勝手におしゃべり。
息子&娘の考えがわからない〜というおとんたちの
ヒントになったらもうけもん!
お気軽にどうぞ!
< メンバー紹介 >
・たなか:26歳。おとん・おかん・いもうと。割とおとんと仲がいい。
・おおやま:25歳。おとん・おかん・あに。割と今でも反抗期。
< 今回の議題 >
『子どもと会話が続かない・・・!!』
あんなに「あのね!あのね!」と話してくれてた娘・息子が、
最近は「別に」と言うだけ。全然会話が続かない!
今なに考えてるの、なに思ってるの?
< 本編 >※た→たなか、お→おおやま
二人:子どもと会話が続かない・・・。
た:あるあるっちゃあ、あるあるだよね。
お:だよね、私もあった。
た:なんで続かないんだろうね?
お:うーん、自分の場合ね、食卓で一緒にご飯食べてて、お兄ちゃんがいるんだけど、お兄ちゃんはお父さんとも結構喋るんだよ。で、急に私に向かって「最近どうや?学校どうや?」みたいな話をされて、その時は「え、別に」みたいな決め台詞をよく言ってたんだけど。
た:「別に」ね(笑)いつかのエリカ様だね。
お:懐かしい(笑)でもその質問って結構ざっくりしてて、「あ、この人何にも知らないんだ」って思ったからちょっと反発してたかも。
た:確かに、ちょっと距離のある人がしてくる質問みたいだね。親戚のおじさんみたいな(笑)よく知らない人にする質問ってアバウトな聞き方になっちゃうもん。それを言われると「やっぱり何にも知らないんだな。」ってそこで思うよね。
お:だから、例えば「合唱コンクールがあるって言ってたけど、練習うまくいってるのか?」っていうのだったら・・・
た:あー、だったら話しやすいね!
お:答えられるじゃん?「学校楽しいか?」って言われてもえーっと・・・ってなる。
た:ざっくりしすぎて「おとんは何が聞きたいんだろう」ってね。
お:話したいのはわかるんだよ。でもそういう質問は答えにくいんだよね。それが恥ずかしさと相まってエリカ様になっちゃう気がする。
た:そうね。なんか私は、どっちかっていうと気にして喋るようにしてた方なんだけど。ずっとね、テンションをどれくらいにもっていけばいいのか分かんなかった。
お:え、どういうテンションで喋ってたの?
た:学校で友達と喋る時のテンションと家のテンションって微妙に違ったりするじゃない?
お:うん。
た:母親は割と友達と近い状態で喋っても平気だったんだよね、同性なのもあるだろうし、話題も噂話とかさ、女子が好きな話が多くなるじゃん。中高くらいの女子の話は。
お:そうだろうね。
た:そういう私がテンションの上がる話をお父さん相手にできないから、じゃあなに喋ろうかなって迷いと、年上の男の人相手にいつもの感じのテンションで話してると気持ち悪くって。温度差が。
お:噛み合わないわけだ。
た:かと言って向こうのテンションを探ろうとすると、父親の喋るテンポ感とかリズム感とかが分かんなかったの。
お:ちなみに大人に寄せてた?かわいい子どもであろうとした?
た:たぶん私は子どもであろうとしたから、いろいろと気にして喋りかけようとしてたんだと思う。二人とも音楽が好きだったから音楽の話題とかテレビの話題とか内容の薄い話はできるんだけど、自分の最近の話を伝えようとすると、どうしても自分の学校でのテンションに引っ張られてちぐはぐしてきちゃって、結局失敗みたいな。
お:失敗かあ、伝えようとしてるのにね。
た:んで心折れて、早くご飯出てこないかなってソワソワしてたな(笑)
お:初対面か!(笑)それは結構気を遣ってたからこそのことだね
た:すーごい気を遣ったね。子供から急に高校生の女子、みたいに自分が変わったらお父さんびっくりするのかなって。
お:ん、どういうこと?
た:母親はさ、割といつも喋ることが多いから私の変化を見てるけど、父親は普段からたくさん喋るわけじゃないし。私のことを知らないだろうなっていうのは想像ついたから。「〇〇ちゃんのアイラインの引き方が超キレイで!」みたいな話を急にしてもな~って。
お:アイラインの話はできないね!「わかるぅ!」とかお父さんがリアクションできる話題じゃないし、その友達のことも知らないだろうしね
た:そう、父親って覚えないんだよね、登場人物を
お:私の父親それ顕著で、スペックで覚えるの!親がお金持ちな子ね、とか。なんなんそれ!って、これに対する嫌悪感あるなあ〜
た:あるね!頭のいい△△高校の子でしょとか
お:その子に会ったとしてもそういう覚え方だから、なんか・・・興味ないんだなと
た:母親は割と覚えてくれてから話しやすかったのもあるんだろうな
お:せめて一回会った友達のことは覚えててくれるとちょっと嬉しいよね
た:あとさ、なんか何話していいのかもわかんないし、本当に興味があって話しかけてくれてるのかが分からないから、気分的に取り調べっぽくならない?会話じゃなくて情報を仕入れようと詮索されてる感。
お:うんうん。でもたなかちゃんは自分から話しかけてたってことでしょ?子どもから頑張ってることもあるんだね。
た:そうね、ただうちの父親がそっけない系の人で、私は普段の話とかをしようと思ってるんだけどあんまり返ってこなくて・・・。でね、妹は割と父親と波長が似てるの。で、淡々とだけどジブリの話で盛り上がったりするの。父親のおしゃべりポイントがわからなかったなー。
お:気を使ってる自分の方が、気にしない妹さんよりも話が続かないってことか~。
た:そうそう、妹はあんまりそういうのを考えずに行くタイプ。ちょっとそれが悔しくて頑張って喋りかけてたのもあるかも(笑)なんで私とは喋れないの?って。
お:ちょっと嫉妬みたいなものもあったんだね。うちもお兄ちゃんの方が話が続いてて、知らない間にそれは思ってたかもしれないな~
た:なんか素っ気なくしちゃうんだけど、喋りたくないわけではなくて。母親とか兄弟とかが父親と楽しそうに長く喋ってると、自分も!とは思うよね。
お:うん、喋りたくないわけじゃないんだよね
た:だけど、何が知りたいのかわかんないって感じだね。
お:ちょっとあっちからの質問を絞ってもらえると。
た:助かりますね(笑)
お:助かります(笑)私は反抗期の時に、まあ今も反抗期なんだけど、「別に」って言ったことをお父さんが「なんだお前は!」みたいに怒るんじゃなくて、「またそう言って〜(笑)」みたいに茶化してくれたの。素直になれないことは恥ずかしかったんだけど、そういう言い方をしてくれたから喧嘩みたいにはならなかったかなあ。・・・でもまだ反抗期なんだけど。
た:こじらせてるな~(笑)
☆ちなみに他の子は?
*Iさん 25歳女子・大学院生
「進路のお話とかこうすべきだ!って親に決められたことは、言いなりにさせられている気がしてとても嫌でした。ただ私の父親は結構変わっていて、友達みたいな感覚もあったのかも。教育的な部分では、いろいろな考え方を理屈込みで教えてくれるから話とかするのは好きでした。たまにくどかったりするのは、当時も今も面倒くさいと思うけど(笑)」
た:なるほどなー。進路とかは完全放置されてたから、そこは思ったことなかった。・・・にしてもなんで父親って同じこと何回も喋るんだろうね。笑
お:私は親から決められたことに対しては、結構な頻度で反対の道を行っていたな(笑)それをいいと思う理由を話し合えたら受け入れられたかも。
*Aくん 23歳男子・大学生
「父はスポーツ観戦でテレビに怒鳴ったり、母の作った夕飯の味について文句を言ったり、いつも不機嫌だったので、距離を取るほうが平穏だなと思い、自分から積極的には話しかけなかったですね。二言目には喧嘩腰なのでコミュニケーションが成り立たず、『話しても無駄だ』と思っていたので諦めちゃってました。背中を押されたり、励まされるといった記憶がないなあ。」
た:なんだか「いかにも」な恐いおとんだ!あまりにも自分とテンションが違いすぎると、もう距離置くしかないってなるなあ・・・。
お:他の人に対する汚い言葉は聞いてて、話したくなくなるよね。これは親子に限ったことじゃないかも!
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後編につづくよ!
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