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玄関の靴はビシッと揃えています。僕が帰ってきた時に靴が揃っていないと、夜中でも全員叩き起こして正座です。
広告会社経営 神奈川県 田中貴之さん(49歳)
家族構成:妻、息子(21歳)、娘(19歳)、息子(高2)娘(小6)、息子(小2)
聞き手:oton+to編集長 布施太朗
―娘さんとはどんなことを?
女の子は、なかなか一緒に運動をやったりというのがないので、習いごとだったりするんですけど、中学生になると女の子って1回離れるんですよね。大学生になるとすごくまた懐いていますけど。
―おおっ、戻ってきた感じですか?
はい。ホントです。びっくりするくらい。先輩からもそういう話は聞いていたものの、ウチはないだろうなあと思ったらありました(笑)。
―上の子との経験で、下の子との関わり方で変わったことというか、変えたことってありますか?
日々のロールプレイングみたいなものなので、こうしておけばよかったとか反省するところは活かせる様にはなりましたよね。2番目は大学生の長女ですが、中学受験をさせたんです。小学校3年生くらいから塾に通わせ始めて、言ってしまえば親がレールを敷いた形なんですね。本人は大変な思いをしたので、これはどっちがいいとか悪いとか分からないのですが、4番目の次女はそれをやらせず公立中学校に行くんです。男っていうのは中卒だろうがなんだろうが上場企業の社長になっている人もたくさん知っていますが、女子ってそういうベースがないと、ある意味いい出会いも含めてなかなか難しいだろうという僕の中の勝手な想いがあったんです。だから娘に対しては教育を、という気持ちが。
―そこは奥様も同じ想いで?
これは僕ですね。長女は無理やり行かされた感じです。妻は、僕の言うことについてきてくれるタイプなので、パパがそうするんだったら、ということで反対もしていませんでした。
―もしかしたら無理にレールを敷いてしまったんじゃないかと思ったのはいつ頃ですか?
うーん、中学校に入れてからですね。あとは時代もどんどん変わっていって女性の社会進出が普通になりましたよね。女性の起業家もたくさん出てきて。生き方が変わってきたといいますか。
―そうですね。今までで、「これはやっちまったな」思うところがあるとすれば、そういうことですか?
そうですね。子どもの視野だとまだ判断がつかないところがあると思うので、最終的には親がジャッジをしてあげるべきだとは思うのですが、少なくとも本人に「どう思う?」と意見は吸い上げてあげるべきだったなと思います。いわゆる押し付けですよ。「やっちまったな」と反省するのは、僕の価値観の押し付けですね。
―それは2番目のお子さんくらいまで?
そうですね。その頃はまだ会社勤めで起業していなかったので。
―なるほど。起業してから変わったことは?
物の見方が変わったし、何より親としてこの子たちを食べさせることで精一杯ですよね。今もそうです。
―田中さんにとって、子育てってなんですか?
子育てをしているシチュエーションの中で、親が最も学ぶ場なんじゃないかと思っています。親の方がいっぱいもらっているし、親の方がいっぱい勉強させてもらっていると思います。なので、感謝の言葉しかないですね、本当に。
―お子さんにひとつのことしか教えられないとしたら?
役立つ人になれということですね。将来的に仕事であったり、女性であれば結婚して奥方に入った時に旦那さんに家庭に役立つ人になってほしいし、自分の存在がなくてはならないものになってほしいという気持ちはありますね。僕、ライフラインチャートを作っているんです。 1番下のチビが20歳になった時をシミュレーションをしておかないとなと思ったりもしますので。 5年後はどうなっていて10年後はどうだとか。これくらいで長男が結婚して、そこで孫ができて、みたいな。面白いですよ。3年くらいごとに書き換えるんです。
―それはご家族とも共有するんですか?
毎回じゃないですけど。長男が20歳の時には見せました。
―ご長男の反応は?
特には…(笑)。
―今は3番目の高校野球のお子さん以外は、お家にいるんですか?
はい。長男なんかはもう毎日誰かしら友達が遊びにきています。そういう家にしたかったんで女房も大歓迎ですけど。3番目の次男が帰ってきた時は、30人くらいの友達が来ました。8畳くらいの部屋に30人(笑)。女房と出掛けていて、家に帰って来たら家の前が駐輪場みたいになっていて(笑)。
―30人にもなるともう玄関の靴はぐちゃぐちゃじゃないですか?
キレイに揃っていました(笑)。
今回の"オトン"なビジネスマンは、
田中貴之さん
株式会社 共和エージェンシー 代表取締役
神奈川県出身。
家族構成:妻、息子(21歳)、娘(19歳)、息子(高2)娘(小6)、息子(小2)
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