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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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広告会社経営 神奈川県 田中貴之さん(49歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.20

玄関の靴はビシッと揃えています。僕が帰ってきた時に靴が揃っていないと、夜中でも全員叩き起こして正座です。

広告会社経営 神奈川県 田中貴之さん(49歳)

広告会社経営 神奈川県 田中貴之さん(49歳)

家族構成:妻、息子(21歳)、娘(19歳)、息子(高2)娘(小6)、息子(小2)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―朝、ご家族はまだ寝ていますか?

女房は起きています。僕より前に。そして僕より後に寝るんです。さだまさしの世界です(笑)。

―宣言したんですか?関白宣言?

宣言というか、古風な昭和文化なんです、我が家は。朝と夜は仏壇の前で子どもたちに手を合わせさせますし、いただきますもごちそうさまも手を合わせます。もちろんファミリーレストランでも。それと僕、ふんどしですから。パンツ一切持っていないんです。

―すごい!ふんどし!!

年始は男全員、新しいふんどしをつけます。袴を着て2日には真水で硯を擦って書き初めをするとか、かなり古風だと思います。

―そういうご家庭で育ったんですか?

はい、厳しかったですね。

―奥様のご実家もそんな感じですか?

女房は新潟の兼業農家で、おばあちゃんと一緒に暮らしていたのでそういうのはしっかりしていたと思います。だから違和感はなかったですね。

―ご夫婦、その辺りは一致していたんですね。

はい。玄関の靴もきっちり揃えています。今まで1~2回あったかなあ?夜中に僕が帰ってきた時に、靴が揃っていなかったので、全員叩き起こして正座です。連帯責任だって言って。

―おおっ、全員夜中に正座!

田中貴之さん

やっぱり感謝の気持ちがないとそうなるわけですよ。心の乱れですから、これって。外から怪我もせずに帰ってこれたという感謝の気持ち。だからとにかく靴は綺麗に並べる。子どもの友達にもそれをやらせます。今、地域の子どもたち35~40人くらいにボランティアでお囃子を教えているんですけど、そこでも履物をちゃんと揃えるということを最初に教えています。伝統文化を教えるにあたって、自分たちが演舞するにあたっての心構えなので。一番最初の時にみんなで玄関を見に行くんです。最初は何も言わないので半分揃って半分グチャグチャです。中には大人の靴もあるんですが、「これってどう思う?」って訊くんです。まずはそういうところからしっかりやろうねって言います。

―それは親御さんにも言います?

言います。角が立つ言い方はしませんが「こういうことは大事なので子どもたちに教えていきます」って。無形文化財の師範として伝承していかなければならないので。だから畳のヘリとかも踏んじゃいけないとか、そういうことも段階的に教えていきます。まずは靴を揃えるところから。そうすると家でもやるようになりますし。

―そうですね。

とても大事なことだと僕は思っています。

田中貴之さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

田中貴之さん

株式会社 共和エージェンシー 代表取締役
神奈川県出身。
家族構成:妻、息子(21歳)、娘(19歳)、息子(高2)娘(小6)、息子(小2)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

布施太朗・著¥1,300(税抜)

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