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オトンが体験

2014.9.5

「逃げるが勝ち!」の護身術を身につけよう

まさかに備えるオトンであれ。

家族を守れ!父子で取り組む防犯術 その2

 

悪には勇気を持って立ち向かえ!なんて漫画じゃないんだから、子どもに絶対やらせちゃいけません。君子危うきに近寄らず、とはよく言ったもので、護身とは逃げ足の早さ。というわけで、と子でエスケープ術を習ってみてもらいました。教えてくれるのは子どもを、犯罪から守るため全国を行脚している「剣護身術」代表・ヒーロ黒木先生。まるでアクションヒーローのような先生の佇まいに、父子共々テンションMAXで取り組んでくれました。

 

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ちょっとの工夫で足が早くなる!?

今回、挑戦してくれたのは、覆面Aこと前田太成(まえだたいせい)さん(40歳)と一成(いっせい)くん(8歳)の親子。身長127cm、体重23kgの一成くん。足はそんなに速くはないのが悩みどころ。これは致命的!?ところが黒木先生いわく「誰でも速く走れるコツがあります。忍者走りです」と。要は低い姿勢で走ると。極めてシンプルな方法ですが、果たして…?

 

「忍者走り」に「トカゲのシッポ作戦」に「必殺技」

気持ち前屈みに走ってみると「速い!」と本人も驚きを隠せないほどのスピードUPに成功。忍者走りという、これまた子どもが喜びそうなネーミングに一成くんも気に入ったよう。さらに、捕まったらランドセルは捨てる、すなわち「トカゲのシッポ作戦」を伝授され、極めつけは「必殺技!」と名付けられた腕を掴まれたら回転するエスケープ法。いちいち技の名前が子ども心をわしづかみするあたり、さすが黒木先生。「子どもが遊び感覚で、でも真剣に取り組んでくれるのが一番。また、護身術って父子の良いコミュニケーションにもなりますからね」

 

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「悪者なんて臆病者。大声に弱い。」核心を突いた指導をする黒木先生。ウォームアップとしてまずは声だしから。

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「体の小ささを活かして、脇の下を駆け抜けろ!」忍者走りのスピードは、悪者を翻弄できる。

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護身術は、子どもとのコミュニケーションにもなる。子どもとこうやって動いたの久しぶりだなあ、と前田さん。

<取材協力>

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剣護身術・代表 ヒーロ黒木(黒木博文)http://www.tsurugi-sd.com/

「子ども達を護れ!!学校プロジェクト」の立ち上げ以来、全国の学校から指導依頼が集まる剣護身術。テクニック以上に「気持ちで負けないこと」「最後まであきらめないこと」といったメンタル面を重視。大人になってからも人生を強く生きる力となる指導に、子どもや保護者からの満足値も高い。

文・久保馨 写真・木原基行

 

■気をつけろ!これがやつらの手口だ!

防犯を考えるなら、相手の攻め方を知ることから。警視庁が公開している「防犯チェックポイント」から、安全な暮らしのために、ぜひ気にかけておきたいポイントを紹介します。

●「道を教えてほしい」

他にも、「お母さんが病院に運ばれたから一緒に行こう」など、心理的に油断させる声かけもあるといいます。基本的に、知らない人に付いていかない。周りの人を呼んでくる。こういったマニュアル的な対応を教えておくのが大事かもしれません。

●「ひとりの瞬間を狙っている」

まずは、ひとりで遊ばせたり歩かせないこと。公園や道路はもちろんですが、エレベーターホールや、自転車置き場などでも事案が発生しているそうです。こうなると、どこにも行かせれないとなりますが、基本は複数人行動、送り迎えにも出たほうが良さそうです。

●「大人の腕力で強引にくる」

時に力に訴えてくることもあります。これをされると子どもは腕力では勝てません。大声を出すしかありません。普段から大きな声を出せるような訓練や習慣を持たせておいたほうが良いですね。少々騒がしい子のほうが、安全なのかもしれません。

 警視庁HP子どもの犯罪被害防止対策」より

 

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