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オトンの心得・決めごと

2014.9.6

備えあれば憂いなし  うちの非常用持ち出し袋をつくろう。

備えあれば憂いなし。わかってはいるのだが、体験していないことへの準備というのは、なかなか難しいもの。しかしそう思っているこの瞬間に、明日の生活を揺るがす大災害が起きたっておかしくない。そのときどうする?何を持ち出す?

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災害時、といわれてもあまりピンと来ない愛莉ちゃん。わかんない、といいつつ一生懸命メモをとってくれた。頑張れ。今日の学びが必ず君の命を救うぞ

実はすでにあった持ち出し袋

「実際これしか思いつかないんですよね」と財布や携帯電話を鞄から出しながら語ってくれたのは、埼玉県にお住まいの山﨑貴志(やまざきたかし)さん(39歳)。娘の愛莉(あいり)ちゃん(9歳)と一緒に今回参加してくれた。財布の中には銀行のカードや保険証。連絡とるなら携帯電話。たしかになんとなく思う「これさえあれば」のセットであるが、果たして災害時はどうだろうか。

今回イチから非常用持ち出し袋をつくる企画であったが、なんと山﨑家にはすでに非常用持ち出し袋があった。震災直後に奥様が準備していたが、貴志さんは全くノータッチ。このほど初めて中身を見てみることになった。紙おむつ、使い捨て食器、新聞紙、タオル、そしてたくさんの缶詰。飲料水はどれくらい?ラジオや懐中電灯は電池の予備はどうするの?、と家族会議がなされる中、愛莉ちゃんが気付く。「缶詰、消費期限切れがたくさんあるよ」。買い足すべきものがたくさんある気がするが、どうすればいいのかもわからない。しかし大丈夫。餅は餅屋。わからなければ、プロに聞けばいいのだ。

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父にとっても、娘にとっても、初めての作業。自分で選んで、自分でつめて。何がどこに入っているか把握できる、という点でも自分でつくることの意味はあるかもしれない

 

目安は「3日生き延びる」

貴志さんの運転で家から近いホームセンター、カインズホームへ。防災グッズ売り場担当、君島誉士業(きみしまたかし)さんに現状の持ち出し袋を見ながらアドバイスをもらうことにした。震災時は宮城県在住であった君島さん。「ライフラインが全部使えなくなった場合に、回復するまでにだいたい3日。持ち出し袋の中身も、家族の3日分、と目安にするといいですよ」と実体験から教えてくれた。持ち出し袋の中身は色々あるがそれぞれにメリット・デメリットがある。これがあれば一発解決!みたいなものはないそうだ。そりゃそうか。だからみんな迷うのだ。

あったらいいものとして君島さんのイチオシは意外にも、ラップ。食器に巻けば、食器を洗う水が不要になり、寒ければ身体に巻ける、壁にはってマジックで書けば簡易伝言板。用途が多い、ということだった。すごいぞラップ。山﨑家はこのラップと、飲料水、携帯ラジオ、黒いゴミ袋などを買うことになった。最後に言われたのは、持ち出し袋をつくって終わるのではなく、定期的な中身の見直しが重要だということ。非常食の消費期限や電池の使用期限は切れていないか。劣化しているものはないか。点検が必要なんだそうだ。忘れそうだから、すぐ決めてしまおう。毎年9月1日防災の日の翌日曜日、山崎家は持ち出し袋を点検することになった。そしてその夜は消費期限が近い缶詰を食べちゃうパーティーだ。そんな話で盛り上がりながら帰路についた。

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黒ゴミ袋、新聞紙、保温レスキューシート、ウェットティッシュ、冷却シート、水タンク、タオル、軍手、紙おむつ、携帯トイレ、簡易救急セット、使い捨て食器、マスク、ラップ、ライター、ライト、食料、水、電池、携帯ラジオ  全部で20品をリュックに入れた

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「家族のお守り」もつくろう

持ち出し袋は完成した。しかし、まだひとつ気になることが。災害発生時、みんな家にいるとは限らないのだ。愛莉ちゃんひとりの力で両親と出会うことは難しい。親の方もパニックでちゃんと話せないかもしれない。そのときどうすればいいかわかるように。誰かに助けを求められるように。山﨑家は、家族で決めた災害時に向かう場所、自分の名前、家族の名前、家族の連絡先、4つを紙に書き、破れないようビニールに入れて、全員が普段持ち歩く鞄の底に入れることにした。ちょっと、家族のお守りみたいだ。災害を家族で生き抜けるように。家族がバラバラにならないように。備えあれば憂いなしである。次の週末、家族で災害時について話し合ってみるのはいかがだろうか。

 

 

【気をつけるといいこと】

食事

缶詰はそのまま食べられ、器も要らないが、重い。

フリーズドライは軽いが、水が必要だったり、もどすのに時間がかかる。

排泄

オムツもいいが、つけっぱなしでは不衛生。

ダンボールに黒いゴミ袋を入れた簡易トイレを作る、という方法もオススメ。

照明

ろうそくは故障などがないが、火事が心配。

電池は必要になるが、LEDランタンが明るくてよい。

 

文・山縣杏 写真・川良友香

 

(今回取材にご協力いただいたお店)

カインズホーム 東松山高坂店

埼玉県東松山市あずま町3丁目1番

TEL  0493-35-2000  FAX  0493-35-2100

営業時間 9:30~20:00

 

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