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サンドウィッチマン、伊達と娘と富澤と息子。【第2回】
漫才師 サンドウィッチマンさん
家族構成:伊達家 妻、娘(5歳)・富澤家 妻、息子(6歳)、息子(2歳)
【オトンなアーティスト】今回はサンドウィッチマンのお二人に。お二人は同級生ですが、お子さん同士も同い年。それも娘と息子。娘のオトン伊達さんと、息子のオトン富澤さん。それぞれ全く違いました。第2回です。
oton+to編集長 布施太朗 写真:島野大輝
第2回富澤の息子に「お父さんと組みたいから、伊達さん分かれて」と言われたんです。僕は運転していた車を止めて言いました。「お前、何言ってるんだ」と。
―ところで、これまでお子さんとのコミュニケーションで失敗したと思ったことはありますか?
伊達:なんだろう?うーん。
―一緒に寝ようと誘いすぎたとか。
伊達:ああ、それはもうとっくになくなっています。「パパあっち行って」というのは2年前から言われていますし。「パパは暑いからイヤだ」って。年に1回しか寝てくれないんです。
富澤:あははは。
―どちらの誕生日に?
伊達:娘の誕生日に。だから「今日は誕生日じゃないからダメ」って言われるんです。
―あらら。
伊達:娘はカミさんと一緒にふとんで寝て、僕は一人でベッドに寝てるんです。ふとんの横のフローリングで「ここだったら寝ていい?」って訊くと「ダメだ」と。
―ダメだと。
伊達:「あっつい!」と。「その距離でも暑い。一緒に寝てあげるから、氷水に入ってきてくれ」と。
富澤:あははは。
伊達:「ええっ!死ぬよ」って。
一同:笑。
伊達:最近ね、どこで覚えてきたのか、僕が寝てると訊いてくるんです。「死んだ?」って。
富澤:はっはっはっ!
―なんでですかね?
伊達:わかんないですよ。
富澤:死んでほしいんだよ。
―そうかもしれませんね(笑)。
伊達:「パパ死んだ?」って聞きにきて「生きてるわ、ああ、よかった」って(笑)。
―よかったですね。富澤さんは何か失敗したこととかありますか?
富澤:なんか与え過ぎだなあとは思いますね。おもちゃとか欲しがるとわりと買っちゃうので。
―そこは甘やかしてしまっていると。
富澤 頑張っているんですよね。運動会でも300mとか走っていて。うち、運動系のハードな幼稚園なんです。
―なるほど、ご褒美をあげたくなっちゃう?
そうですね。頑張ってるなあと思って、すぐ与えちゃいます。自分だったらそんな幼稚園、絶対に行きたくないと思うので。
―なぜスポーツ系のところへ?
富澤 勉強より運動のほうがいいかなと思って。子どもの頃って、足が早かったり、運動が出来ると精神的に優位になるじゃないですか。それがきっかけで勉強もできるようになればと。
―はい。
富澤 ウチもどうせバカだろうし、だったらそこに行こうかってことで決めました。
―お子さんの頑張る姿を見て、お父さんももっと頑張ろうと思ったりします?
富澤 俺はもう頑張ってるんで。
―そうですね(笑)。このままスポーツの道へ、たとえばラグビーやってくれたらとか思いますか?
富澤 何かしらやってくれたらいいなと思いますけど、見てる感じ、そのセンスはないですね。
―そうなんですか?
富澤 こりゃダメですね。
伊達 運動神経ないの?
富澤 運動神経というか、なんか本気でやっていない感じがする。
―あれ、頑張ってはいるけど、、、。
富澤 やらされることに対しては頑張るしかないじゃないですか。
伊達 無理やりやってるの?
富澤 無理やりやってる感。
伊達 あははは。
―そうなんですね。
富澤 なんか見ていて得意なものがないなーと。
―無理やりやって頑張らざるを得ない状況にいる息子を見て、何かを与えたくなってしまうというのは、相当なストレスの中お子さん生きてるなって思われるんですか?
富澤 どうでしょう?本人は比べるものがないから、当たり前の状態でやっていると思うんです。でも俺らは自分の時と比べるから、与えたくなるんでしょうね。
【第3回 】「休みの日はいつも家族で出掛けます。出掛けたいので」伊達。 「休みの日は家にいたい。伊達といつも出掛けてるので」富澤。に続きます。
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今回の"オトン"なアーティストは、
サンドウィッチマンさん
家族構成:伊達家 妻、娘(5歳)・富澤家 妻、息子(6歳)、息子(2歳)
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