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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.08

僕、息子の背中を見て育ちました。【前編】

芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん

芸人、ミュージシャン、小説家 佐賀県&東京都 はなわさん

家族構成:妻、息子(高2)、息子(中1)、息子(小1)

今回は、今年『お義父さん』という曲が大きな話題となったはなわさん。柔道に励む3人の息子さんのオトンです。ご家族の姿はテレビで拝見することもよくありますが、現在、奥様と息子さんたちは佐賀にお住まい。はなわさんは、佐賀と東京を行ったり来たりの生活をしています。息子さんとはどんなコミュニケーションをとっているのか。前編後編でお届けします。

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:芳山勇人

第1回息子が頑張っている姿を見ると、俺も頑張んなきゃって。長男のおかげなんです。僕は。

―よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

―今、ご家族は佐賀にお住まいなんですよね。

はい。だから、佐賀と行ったり来たりしています。

―だいたいどのくらい佐賀へ?

週イチで行けるようにしたいですが、今は2週間に1回くらいです。ただ、佐賀の仕事も多いので、そういうのでも通わせていただいています。まあでも、家に帰っても子ども達が忙しいのでね、朝からずっと柔道の練習で。

―お子さんたち、青春真っ只中ですね。

まさに真っ只中です!

―それはそうと、小説家デビューおめでとうございます!

小説家(笑)!ありがとうございます。もう一生書かないです。大変すぎて(笑)。

―歌詞を書くのとは違いますか?

そうですね。どういう言葉にするのかとかね、歌詞とも違うし、日記とも違うので。これを機に、小説というものを勉強しようと思って、色々読んだりして、自分なりに書いたんですけど。途中で何度もやめようって思いました。

―書き終えてみていかがでした?

今はもう書いてよかったです。一生の思い出です。ちゃんと作品として残りますし。何十年後とかね、自分が死んでからもこれを読んでくれる人がいるかもしれないって考えながら書いていたんです。嘘をつかず、真実しか書きたくないって思っていました。でも、自分で思い出すのが大変でしたね。その時々の気持ちが特に。あの時、嫁のことをどう思っていたかな?とか。付き合っていた頃どういう気持ちだったかなあとか思い出すのがキツかったです。でも思い出すという作業が、とどんどん絆を深めるというか、嫁に対する愛情が増すといいますか。書いた内容については嫁からNGいっぱい食らいましたけど(笑)。

はなわさん

―奥様からのダメ出しがあったんですね。

こんなこと書かないでくれとか、これは真実だから入れてとか、この一句カットしろとか。でも、芸人の嫁なので、私はそういうのさらけ出されて生きていくしかないんだって、どこかで思っていると思います。

―はなわさんの奥様は特にそう思われているかもしれませんね。

そうなんですよ。特に嫁はそうですよね。子どもたちもそうですけど、サーカス団みたいに、はなわ家で食費稼ごうぜってことなんです。わが家は(笑)。本当にそうですよ。だってみんな死ぬほど食いますから。

―お子さんたちはどのくらい食べるんですか?

朝に米を一升炊いて夜に八合を炊きます。「あれ?もうないの?」って感じです。おかげさまで最近はお米を送ってくれる方もいらっしゃるんですが、その人に「もうなくなりました」って催促するわけにもいきませんし(笑)。

―高校生のお兄ちゃん、柔道は何クラスですか?

長男は100kg超級です。一番重いクラスです。それ以下のクラスだと10kg単位で階級が分かれるんですが、一番重いクラスになると、その上が無制限なので160kgの選手もいるんですよ。息子は思いっきり食べても頑張って108kgくらいなんです。だから110kg級を作って欲しいんですけどね(笑)。まあ、そういう中で勝負しているので食べなきゃならないんです。自分の感覚では食べ過ぎですけど、息子たちにしてみれば、もっと食べないと痩せちゃうって感覚なんです。

―アメブロで拝見しましたが、お弁当おいしそうですね。

ありがとうございます。美味しいんですよ。僕の朝飯はお弁当に入りきらなかったおかずです。いつも端っことか食べています。

―話は変わって、今年はどんな年でしたか?

僕、今年厄年なんです。41歳。だから気をつけなきゃっていって今年が始まったんです。でも、タレントとか芸人とか芸能人とかにとっては役がつく年なんだと教えてもらったんですよ。実は縁起がいい年だって。だからポジティブに考えたらいいんじゃないって言われて。まさにそうなりました。役がついた年。僕にとっては肩書がいくつも増えた年です。それまでも歌を唄っていましたけど、アーティストやシンガーソングライターと言ってもらえたのは2017年。小説もね、一生書くとは思っていなかったので。
やっていることの根本はずっと変わっていないんですが。2003年と2017年、この2年は僕の芸能生活の中で、人生のグラフでいうとグーンと伸びた年です。

―2003年は佐賀県の歌ですね。

はい、佐賀県の歌でバコーンと売れて、死ぬほど忙しくなったんです。本当に飛ぶ鳥といいますか、というより濁流に飲み込まれた日々が続いて、1日8本とか普通にありましたから。ペース配分も全く分からず、途中で声が出なくなるってこともよくありました。パンク寸前といいますか、パンクしていました。精神的にも追い込まれ、円形脱毛症も出来ながら、ただただ、やらなきゃいけねーんだって。周りの芸人さんたちもやってきたんだって思いながら。でもね、自分の許容範囲っていうのも元々広くないし、出来ないことを無理してやったりしているうちに歯車がどんどん狂っていきました。

はなわさん

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【後編】「長男坊。背も高いし100kg以上あるんですが、かわいいからたまに一緒に寝ます。」に続きます。

はなわさん

今回の"オトン"なアーティストは、

はなわさん

佐賀県出身。
家族構成:妻、息子(高2)、息子(中1)、息子(小1)

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