家族が幸せになる、お父さんスタイル

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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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タレント 東京都 照英さん
オトンの流儀とか
アーティスト編 Vol.07

家族という幸せの重圧に、この先耐えられるのかな?と思うんです、僕。【最終回】【家訓づくり 子育て 家族ブランディング】

タレント 東京都 照英さん

タレント 東京都 照英さん

家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

聞き手:oton+to編集長 布施太朗 写真:吉谷吾郎

第4回僕、全部わかってるのが家族、夫婦ってもんだと思っていたんですが、そうじゃないって気づいちゃったんですよ。

―超ポジティブプロデューサーですね(笑)。

あははは。出たくても出れない人がいっぱいいるテレビの世界で、評価をもらえたりするってことは、プロデューサーの作戦勝ちです(笑)。でも子育ては作戦が効かないですから。予想が不可能で、全部が実験で、正解が無くて不安で。正解したことも無いんじゃないですかね。

照英さん

―夫婦喧嘩は?

します、普通にします。子どもの前で見せないほうがいいなあと思いつつ口喧嘩していますもんね。たとえば、ティッシュのことで。家のいたるところにテイッシュが置いてあるんです。「何でこれ捨てないの?」って言うと「まだ使える」って。「なんに使うんだよ」「拭く!」みたいな些細な喧嘩。でもまあ、もともと知らない同士が付き合って、恋人になって、女房になって、ママになったというのは不思議な感じがします。「11年も経ったけどまだ分かんないなあ」「この人何を考えてるんだろうなあ」って。「よおし、家族だ!」って言いながら、女房のことを横でジーッと冷静に見ている自分がいます。

―奥様のことは分からない?

僕、全部わかってるのが家族ってもんだ、夫婦ってもんだと思っていたんですが、そうじゃないって気づいちゃったんですよ。家で一緒に笑ったり爆笑したりするんですけど「実は苦笑いしているんじゃないのかな」って思ったりします。「この人ほんとにこういう暮らしが幸せなのかな」とか思っちゃう時があるんですよ。「俺と結婚して、子ども生んで子育てしてくれて、幸せと思ってんのかなぁ」って考え込んじゃう時もあるくらい。もちろん愛してるんだけど、家族のテーマって深いですよ。こじれてて。

―家族に対して、冷静な見方もされているんですね。

仕事を家に持ち込んだりというのは全然しないけど、どっかで持ち込んでいるのかもしれないですね。プロデューサーの視点で、よく見ている気がする、家族のことを。だから本音を言ったら自営業とかして家にずっといたいですね。家が勤務先で、「おっ!いってらっしゃい」「あい!お帰りー」なんてやりたいですよね。家にいなさ過ぎるからそう思うのかもしれません(笑)。週の半分、年間の半分はいないですから。土日も関係ない仕事なので。「親父みたいになりたくない」って言っておきながら、そうなっちゃってる自分もいるんですよね。だからこそ、家にいる時は朝6時半に短くてもおきてあげて朝話しをして、夜6時には帰って家族と一緒にいるとか、そういう時間は大切にしています。いろんなプレッシャー抱えながらこう家族支えなきゃいけないとか、仕事で頑張らないといけないとか、女房を幸せにしてあげたいなとか、次どこか連れてってあげたい、そのためにはリサーチしてどこか見てこないととか。そんなことをいつも考えています。家族がいることで。やっぱり家族ってすごいです。プレッシャーと責任感が、幸せの重圧が(笑)。

照英さん

今回の"オトン"なアーティストは、

照英さん

タレント家族構成:妻、息子(小5)、娘(小2)、娘(1歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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