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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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子どもと会話

2016.6.6

カチンとくるオトン、予想外の態度に出る子ども。

昨日は、神奈川県海老名市にある

老名市立図書館でのトークイベントでした。

「家庭が充実していると、思いっきり働ける!

では、仕事に忙しいお父さんができることって?」

という感じの内容のことを「父親が子どもとがっつり〜」本の

出版社である三輪舎の代表、中岡さんと約90分ほどお話させていただきました。

1歳未満の小さなお子様連れのご夫婦や、結婚したばかりのお子様がいない旦那さん、

もう大学生になるお子さんを持つお母さんなど、様々な層の方がいらっしゃいました。

途中、小さい子を連れたお母さんは、席を外したりもどってきたりしながら

話を聞いてくれていました。

最後のほうに質疑応答があったのですが、その中で、

「布施さんが子育てで失敗したなと思ったことは?」という質問が出たりしまして。

その時は、「父親の私が、カチンときてしまったりしたすぐ後、失敗したなあと思います」

と答えたんですけど、もう少し正確にいうと、

父親の私がカチンときてしまって、子どもに強い口調で怒ってしまったときの

子どもの反応が予想外だったときに、これは失敗したなと思うことが何度かあったんです。

子どもの叱り方については、世のオトンも関心が高くなっていますが、

やっぱり親も子育てを通して成長途中の人間なので、

一瞬でも腹が立つ、ヒートアップすることがあったりするオトンというのは

実はけっこういるのではないかなと思います

(そうはいっても限度はありますけど)。

 

そのヒートアップした時の怒り方を反省するというきっかけが、

思い出してみると、その時の子どもの予想外の行動、態度を目の当たりにしたとき

だったんですね。

自分の体験でいうと

「子どもに腹が立った勢いで怒ってしまったけれど、

まあ、それをきっかけに子どもは反省をして泣いたりして、

その後、子どもにゆっくりと話をして諭す」

というオトンとしてのシナリオを想定したりするんですが、

実際は、子どもは泣きもしない、表情も変えない。むしろ

オトンである自分より腰が据わって見えてしまい、全く自分のシナリオ通りじゃないんですね。

こういった子どもの予想外の態度に対して、ただただ戸惑うばかりのオトンでしたわ、自分は(笑)。

 

このトークイベントが終わり、夕方家に帰り

午後は晴れたので家のデッキでBBQをしようということになって

そそくさと炭をおこして、コンロを囲み、

家族5人、ガシガシ焼いて、ワシワシ食べたのですが、

そのあとしばらくして、中3の長男と喧嘩みたいになりましてね。

勉強の仕方みたいなことで。

彼には彼なりの考えがありますから、

なんかオトンの言葉がまっすぐに相手の中に入っていかないんです。

「言っていることが、ここまで伝わらんのか!」というこの伝わらなさ度合いというのも

オトンにとっては予想外でして、だんだんと口調も強くなっていったわけですわ。

子どものほうからみても、同じじゃないかと思います。

「自分が言っていることが、ここまでオトンに伝わらないとは」と。

だから、それぞれの口調が強くなってきて、

「どっちが先に怒った」だの

「いや、そっちからじゃねえか」だの、

そんな言い合いになったんですね。

そこでオカンが、「これは、どっちもどっちね」と。

はい。たしかに。

少し、そこでお互いクールダウンし、話を進めたわけでございます。

その後は、みんながいるリビングに静かな時間が流れまして、

しばらくしてから、長男が「もう寝るわ、おやすみ」と言ってきたので、

ここぞとばかりに、あらためて「さっきは怒ってゴメンな」と謝ったんです。

そしたら長男も「うん。あっ、俺もゴメン」と。

 

その場のバトルは、とにかく引きずらないことですね。

そして、もし、オトンのほうにも「これは自分もアカンところがあったな」と

思うところがあるならば、自分から先にゴメンとかスマンと言ってしまったらいいと思います。

自分から歩み寄る、みたいなことを

子どもよりも多く学んでいるはずなので、それをすればいいと。

親だからここはデンと構えて、ここは子どもから謝るまでは、、、とか、

そういうことをしたほうがいい場合も当然ありますけど、

全部がそのケースではないですから。

そのほうが、もっと建設的な話に進めることができるのではと、

今回まじまじと思ったわけでございます。

そうやって気持ちを仕切り直してから、あらためて話をしたほうがいい。

相手の話を素直に聞くことができて、

こちらが言いたいことも言えますからね。

なんだか、当たり前の話になりました(笑)。

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