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起業家 埼玉県川口市 田所雅之さん(39歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.32

「お前の幸せとはなんぞや?」1番の教育は、それを自分の生き方で見せること。 【後編】

起業家 埼玉県川口市 田所雅之さん(39歳)

起業家 埼玉県川口市 田所雅之さん(39歳)

家族構成:妻、息子(4歳)、息子(1歳)

「起業の科学」を日経BP社から昨年11月に出版された田所雅之さん。こちらの本、Amazonの経営書ランキングでも発売以降14週連続で1位を獲得されています。現在、講演会等でも起業に関するお話をされることが多い中、oton+toとしてはやはり、田所さんのオトンの顔をぜひとも知りたく、取材させていただきました。息子さんとは週4で銭湯に行かれるそうですよ。【後編】です。

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

第2回優等生でいることと、あなたの人生がハッピーであることは全く相関しないと僕は思っているんです。

―叱ることはありますか?

あります。弟が遊んでいるおもちゃを上の子がバッと奪ったりしたら怒ります。僕自身、2つ上の兄に、力づくで取り上げられたとか、殴られたとか、そういう経験が大きいと思います。弟としての経験といいますか、自分の思い通りにならないことを力づくでどうにかしようとしたり殴ったりすることに怒りますね。関西弁で。

―怒るときは関西弁?

相当怖いと思います。10分くらい関西弁で怒鳴りつけますから。手は出しませんけど。

―ご出身は?

兵庫の西宮です。

―お父様は何をされている方ですか?

経営者です。曾祖父が作った鉄工所を作ったんです。いわゆるステンレス網の工場とかをやっていて、シンガポールにも工場があって、従業員が500人くらいの会社でしたが、バブルがはじけて経営が傾いて、会社を商社に売却しまして。親父もそこの経営陣でしたが、そこを辞め、親父は25年前に会社を立ち上げました。2000年くらいに中国に工場を作って、鉄の門扉とか、インテリア関連ものを作ったりしています。

―なるほど。お父様の背中を見て育ったという実感は?

それはあります。やっぱり試行錯誤している姿とかは見ていましたから。でも親父は三男坊だったので、自分で会社を立ち上げる前までは、経営陣とはいっても雇われ方だったんです。それが親父の肌に合わなかったみたいで、ストレスが溜まっていたのでしょうね。それで自分の会社を立ち上げたんですね。大変だったと思いますが、会社を軌道に乗せていく姿を見てきました。僕が大学の3,4回生の時、親父の会社でちょっと働いたことがあるんです。

―お父様の会社で働いてみて、いかがでした?

それがもうすごく嫌でした。親父が怒鳴りつけるのでね。

―きっかけは、お父さんに誘われて?

そうです。僕が何かバイトをしようとしていた時に、ウチを手伝えって。エクセルを学んで在庫管理とかやってみって。今思えば役に立った面もありますが、雇い主と雇われ人みたいな関係ですごく嫌な感じでした。自分は絶対、息子をそんなふうに使いたくないと思いますね。

―親父なのに、会社だと違う関係になるのが嫌だと?

といっても、親父とは親子の関係という感じがもともとなくて、逆にビジネス情での付き合いじゃないと接点がなかったんです。普段から雑談というものは本当になくて。一緒に食事をしている時も、ほぼ何も話さない。打ち解けたことがありません。

―それは小さい頃からですか?

打ち解けあったという記憶がありません。親父はちょっと変わり者なのかもしれません。

―でも、会話はなかったとはいえ、うちの会社でやってみないかというのは、息子に現場を見せたいとか、親としての、そんな気持ちもあったんじゃないでしょうか。

あったんでしょうね。僕に会社を継がせようという動きをしたこともありました。僕は東京にいたのですが、両親が離婚するかしないかとなった時に、僕が親父の会社を継いだら、たぶん離婚はなかったと思うんです。僕が関西に戻って親父の下で働いたら、僕がクッションになるというかね。でも僕、はっきり言ったんです。俺は自分で会社を立ち上げる、立ち上げるというか、親父の下で働きたくないって。

―お兄様は?

彼は音楽家なんです。日本の高校を出た後、3年間くらい劇団員をしていて、舞台俳優をやった後、イギリスに渡ってクラシックバレエと声楽を学びました。その後イタリアに行きオペラをやり、ロシアに移ってサンクトペテルブルク音楽院というところに入りました。その後帰国して、オペラを唄ったりピアノを弾いたり、自分で小さな楽団を作って活動をしたり、自由にやっています。彼は完全右脳型です。器用で物作りも出来ますし。僕はロジカルなタイプですが、兄貴は唄って踊るタイプです。

―おもしろいですね。音楽は小さい頃からされていたのですか?

兄貴は高校くらいからかな。公立の高校に行っていて、そこでバンドを始めて、大学も行く気がなくて、自分を表現したいと。それで19歳から劇団に入り、そのまま今に至ります。僕は中学受験をして中高大の一貫校だったので、全く違う道です。

―それだけタイプが違うと競い合うとかは?

無いです。今もたまに家族で会ったりしますけど、話が合いません(笑)。ただ、根本は同じなのかもしれませんね。何かを残したいとか、グローバル志向とか。そういうところは似ているなと思います。

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関連リンク

田所雅之さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

田所雅之さん

株式会社ユニコーンファーム  代表取締役社長
家族構成:妻、息子(4歳)、息子(1歳)

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