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子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない

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不動産会社経営 東京都世田谷区 薄葉直也さん(38歳)
オトンの流儀とか
ビジネスマン編 Vol.11

公立小でも、夫婦で願書を書くのがオススメです。

不動産会社経営 東京都世田谷区 薄葉直也さん(38歳)

不動産会社経営 東京都世田谷区 薄葉直也さん(38歳)

家族構成:妻、娘(小3)、息子(5歳)

“オトン”なビジネスマン第11回は、不動産会社を経営する薄葉さんです。薄葉さんにとってのメモリアルな年は2007年。この年に会社を辞めて結婚して起業したのとほぼ同時に子どもが生まれました。そしてこの9年の間に、いろいろ気づいたり学んだりされたようです。これをお読みのオトンオカンのみなさま、入学願書の話はとても参考になるんじゃないでしょうか。

聞き手:oton+to編集長 布施太朗

―よろしくお願いします。起業されて今何年ですか。

9年目になります。会社を作ったのと子ども生まれたのがほぼ一緒なんです。会社を設立して、メンバーが初めてここに集まるという日が2007年の11月1日だったんですけど、その日に奥さんの陣痛がはじまって、「俺ちょっと会社行けないわ」って。で、2日に娘が生まれて、この日も会社に行きませんでした。社長不在で会社がスタートしたんです(笑)

―ということは、娘さんと会社の成長は同じってことですね。

はい。だから娘も今年9歳なんですが、子どもの成長に会社は負けてるなって思いますね。毎年秋になるとそういう見方をしてしまうんです。もう10対0で子どもが勝ちです。

―会社の立ち上げ期にお子さんが生まれている方って多いような気がします。

そうかもしれませんね。僕が29歳で起業したんですが、30歳前後ってそういう時期なのでしょうね。だから同世代の社長も多いですし、子どもも同じ年くらいだったり。ちょうど働き盛りと育ち盛りが重なるっていうのはよくいいますしね。

―下のお子さんは何歳ですか?

下は5歳です。小3の娘と年中の息子の2人兄弟です。で、奥さんと4人暮らしです。

―お住まいは?

世田谷です。以前は杉並だったんですが、子どもの小学校入学に合わせて今のところに引っ越してきたんです。

―小学校入学に合わせて引っ越し。

はい。小学校受験をしたんです。それで、その学校の近くに住もうと思っていて、学校の説明会に行った帰りに近くを歩いていたら、学校から歩いて5分くらいのところに見つけてしまったんです。売地を。看板を見ると、その土地を売っているのが、偶然にも僕の知り合い(笑)。その場で電話をして「この土地、僕に売ってよ」って。少し前からちょいちょいこの辺りを見ていたんです。土地を探していたというよりは、中古マンションや新築マンションの賃貸や建売住宅も関係なく、とにかく学校から近くで住めるところを探していたんですね。そんな中でのこの土地との出会い。世田谷って、新興住宅地とかではないので、なかなか土地が出てこなくて、良い売地が出たとしても地元の人が自分の子どものためにとりあえず買うなんてこともすごく多いんです。2週間後には手つけを打ちました。その時はまだその小学校に行けるかどうか決まっていなかったんですが(笑)。

―人生にとって大きなことは2つ同時に起こる運命ですね。

確かにそうかもしれませんね(笑)。小学校の面接のとき「ご自宅はどちらですか?」と訊かれて、「今は杉並ですけど、学校の近くに土地を買っちゃいました。逆に受からなかったら困ります」って(笑)。

―あははは。その小学校に娘さんを入れたいなと思った理由は?

当初、僕は公立小学校しか頭になかったんです。その時に住んでいた地元、杉並の公立小学校。もともと僕は埼玉の八潮っていうところで育ったんですが、そこはヤンキーにぶっ飛ばされるというような所だったんです(笑)。だからでしょうか、小学校から私立というような発想は全くなくて。娘が年中くらいになって、奥さんに「私立の小学校っていう路線も考えてみようよ」って言われたんですね。ああっ、そういう選択肢もあるなと思って。それで、1度ゼロベースにして、私立の小学校というものをバーっと調べてみたんです。

―ほう!「小学校は公立でいいんだ!」とか主張するのではなく?

はい。自分が経験していないことって否定しがちなところってあるじゃないですか。でもそれって自分の幅を狭めることになると思っていて、なるべくこれまでの自分の生き方を自己否定するわけじゃないけど、経験だけでは判断しないようにしようと思っているんです。だから奥さんに言われて、確かにそうだなと。

―調べてみたら、魅力的な私立の小学校があったんですね?

はい。私立、公立の小学校それぞれのいいところ悪いところも自分なりに理解して。東京だけで50校くらいしかないんです。自分の子どもに合ってる、共学であるなど、いくつかのフィルターにかけると本当に少なくて。その中で、こういう子に育ってくれたらいいよなっていう教育をしているところが1校だけあったんです。

―ちなみにどういう教育をされているんですか?

「子どもが主人公」「自己肯定感を高める」という、よく使われる言葉ですけど、実際に見てみると、言っていることをちゃんと実践しているなと思ったんですね。学校見学のときに授業公開というのがあったんです。見ていると、なかなか授業が前に進まないんです。分かっている子が前に出て自分の意見を言う。皆の意見を求めて、わからない子には教えていて。効率でいうと決して良くないんだけど、なんていうんでしょう、分かっていたら、前に出て意見を言う、わからない子に教えることも学びだよねっていうね、それを普通にやっている感じが面白いなって思って。あるときの国語の授業では、授業時間中に漢字1文字で終わったとこともあるらしいです。「球」という文字をひとつひとつ分解するところから始まって、そうしたら1文字で授業時間が終わったっていう(笑)。子どもの探究心を大人が邪魔しないって感じです。公立の小学校だったらなかなかこうはいかないんじゃないかなと。文科省が決めたカリキュラム、学習指導要領がありますからね。私立もそのベースはあるけれど独自のカリキュラムでできるところがいいなと思ったんです。それと、入学式とか卒業式とかが面白いんですよ。僕たちが経験したものだと、壇上でえらい人とかが話しているじゃないですか。でもここは子どもが主役だから新入生や卒業生が壇上に座っているんです。それを見るまで自分の経験を疑問に思わなかったんですけど、ひとつひとつにしっかり意図があってやっているところが面白いなと思ったんです。

―教育理念が徹底されているんですね。

徹底していますね。もちろん、違和感を持ったところもありますけど、総じて魅力的な教育をしているなと。それと、親と学校と本人の三位一体というのも徹底していて、学校だけの責任にする親は少ないかな。学校の行事に親が参加する率もすごく高いんです。親の負担もあるし、僕も結構学校に行ってます(笑)。

―どんな負担ですか?

負担っていうと語弊があるけど、イベントや集まりが多いんですね。その係も親がやります。先日、イベントがあって、一つの企画テーマがオリンピックだったんです。親たちがいろんなオリンピック選手の格好をするんですけど、ちなみに僕はサッカー選手になりました。こないだもお化け屋敷のオバケをやったんです(笑)。終わった後の片付けも、保護者で分担して、みんなでやるんです。楽しいですよ(笑)。

―お父さんの参加率はどのくらいですか?

他の学校はわからないですけど、結構高いと思います。全てが同じ価値観ではないけれど、一定の部分は似た価値観の人が多いように感じます。

薄葉直也さん

今回の"オトン"なビジネスマンは、

薄葉直也さん

株式会社イデアル 代表取締役
埼玉県八潮市出身。
家族構成:妻、娘(小3)、息子(5歳)

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父親が子どもとがっつり遊べる時期はそう何年もない。

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